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見えない敵

いや、敵じゃあねーんだけどな


(・´ω`・)あ?ダイエットの話はどうしただ?
うるせえ
思いついて、興がのったモンから手ェつけんだよ馬鹿野郎


でな?
この話は結論から入るネタなんだけど

目の前に居るお客さんの髪を切るのに
目の前に居ないヒトのご機嫌を気にしなきゃならない
っつう場合があるねん



そう、お客さんの嫁さんを気にしなきゃならん話



(´・ω・`)一人目
ポンコロ30日単位の出張を繰り返すお客さん
以前は、基本的にはアタシのトコに来るんだけど
たまにタイミングが都合つかないと、ヨソで髪を切っちゃうヒト
だったのですが


奥さんが言うんだと
関内の床屋で切ってくるのが一番イイ出来になる、て

こりゃウデじゃなくて、仕上がりの好みの話だと思うんだけど


で、最初はアタシも
あー、奥さん、見る目ありますねー
くらいにテキトー言ってたの


そのお客さんも
やっぱり都合がつかないと、ヨソで切ってくる


(・´ω`・)でもだんだんさ?


『あんた、またヨソの床屋に行ったの?』
『床屋は関内にしなさいって言ってるでしょ?』

とか言われるようになってきたっつうてた
(・´ω`・)すぐ見破るんだよアイツ、とも言ってたか



今では浮気せずアタシのトコに来る
出張のタイミングが合わないと、早めに来たりとか


しかし
(´゜ω゜`)期待が重たい!
あと期待を裏切ったら何言われるか、こええ!!



(・´ω`・)二人目
アイロンパーマのお客さん
セットは毎朝奥さんが
予約の電話も奥さんが

注文は
強すぎたら人相が悪くなる
弱すぎたらセットで扱いにくくなる
(´゜ω゜`)うまい加減でお願いします


(・´ω`・)つうカンジ


アイロンパーマは、手加減が難しくてなー

ちっと油断すっと
すぐ、かかりすぎたり、弱すぎたりする


で、そのアタマを毎日イジるのは奥さんだから
目の前に居るヤツからは加減のヒントがもらえない



(´゜ω゜`)がっでむ!
んならコンチクショー任されてやるわ!!

と、いつもやっつけますが
次に電話が来た時には

毎回恐る恐る
『加減だいじょぶでしたかー?』って聞くね
超!堂々と



(´゜ω゜`)三人目ェ!
(・´ω`・)目隠しプレイは、夜のレスリングだけでお願いします


ある日さー?
言われたんだって
『あんた、もう少し、こざっぱりしてもらってきなさいよ』
『もし出来が悪かったら、次からアタシと同じ美容室に行ってもらうわよ』


『って奥さんに言われたから、頑張ってくれ』

って、お客さんに言われましたの


(´・ω・`)、、、
(´゜ω゜`)ンな雑なフリがあるかァァァア!!!!!
んのクソババー、ノーヒントじゃねーか!!


(・´ω`・)すこしィ?
こざっぱりだァァァア?


やり過ぎたらアウト
足りなくてもアウト
いつもの長さじゃ気にくわない、以外のヒントなし


(´゜ω゜`)わかるかボゲェェェエエ!!!
(´・ω・`)って、奥さんに言っといてくださいっつったんだけど
無理だってさ


(・´ω`・)へいへい、やりますよーだクソッタレ

ちなみに、無事どうにかまだ来店は続いてます