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痛い話

むかしむかし、ある独身男性の部屋に

こんな形のグラスがありました

グラスは、ガラスが二重になった構造で

氷が溶けにくい設計になっており

 

男は部屋で酒をのむ時、たいへん重宝しておりました


ある年の年末

男はいつも通りの事、部屋で一人、食器を洗っていたそうな

 

なにをケチったか、真冬に湯も使わず、冷水で


ところで、家事をした経験がある方はわかるだろうか?

 

コップの形をしたものを洗う時

箸やフォーク、スプーンなど、棒状の食器を、コップ内に浸け置きしませんか?


食事用のナイフを

やや高い所から落とすように入れらてしまっていたグラス

 

それにより、絶妙な形で底が割れ抜けたグラスが

こちらです

中心にある、指先程度の幅のガラス片

 

そして

 

ケチって水で洗いものをし

冷たさでマヒぎみ、鈍くなった感覚で

しかし冷たいからと、急いで洗い物をしていた男は

 

この形状に底が抜けた?欠けた?

グラスの底へ

 

 

全力で抜き手をくれてしまいました


その恐るべき結果がこちら

 

見るのがコワイので

傷口の撮影はできませんでしたよ?

 

不幸中の幸い

はたまた

不幸中の不幸か?

 

結果から言うと

『指先が3ミリくらい居なくなった』

のですが

 

冷えていた為か

初期出血は少量で

根元を縛って止血し当て布で保護

 

出血は収まったかに思えたその矢先



なんだかいけそうな気がするー!

とばかりに

酒を飲み始めたアホが居たんですよ


まったくもって、バカにつける薬はありません

 

つう事で結局、マトモに血ィは止まらず

縛ったり緩めたりしながら、寝たり起きたりするのにウンザリし

 

当て布の上からテキトーにタオルをグルグル巻きにして寝ましたとさ


当然、起きたらタオルは解けており

寝床はえっちな事になり

こんなのお母さんに見せられない!とばかりに

朝っぱらから洗濯の山を作って年末営業に出ましたとさ

 

めでたしめでたし